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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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逆子・小児鍼

逆子

逆子に対して不安を持っていませんか?

当院では逆子の治療により、11人中8人がひっくり返り、その8人のうち7人が1、2回の治療で元に戻った実績があります。つまり、ほとんどの方が1,2回で回っています。当院の逆子治療は安心・安全・心地よいをモットーにしています。

逆子とは?

逆子とは、おなかの赤ちゃんが頭を上に向けている状態のことです。一般的に「逆子」と呼ばれていますが、正式には「骨盤位」といいます。

妊娠初期から中期(28週ぐらいまで)は、おなかの赤ちゃんはまだ小さく、子宮内でさまざまな姿勢をとっていますが、通常、分娩時期が近づいてくると頭を下にした姿勢(=「頭位」)をとるようになります。一番大きな頭から先に産道を通って生まれてくるためです。

なぜ逆子になるのか?

小柄な女性にみられる狭い骨盤、子宮の奇形、羊水過多、前置胎盤などの母体側の要因や、多胎、水頭症、臍帯巻絡(臍帯が胎児の身体の一部に巻きついている状態)などの胎児側の要因があると、逆子が発生するリスクが上がるといわています。しかし、はっきりとした原因がなく、不明な場合も多いといわれています。

東洋医学的にみると、逆子の発生には身体の冷えが大きく関わっています。おかあさんのおなかが冷えていると、赤ちゃんは心臓に近い上の方が温かいので頭を下に置きたがらなくなります。また、冷えや運動不足などにより子宮が緊張し固くなってしまうと、赤ちゃんは身体を反転しにくくなります。

その他、浅い呼吸も逆子を引き起こす一つの要因になります。おかあさんの呼吸が浅いと、胸郭が充分に広がらず、横隔膜が下に下がらないので、赤ちゃんは頭を上に置いていても平気な状態になります。深い呼吸をすると、横隔膜が下に下がって赤ちゃんの頭に当たるので、赤ちゃんは自然に頭を下に向ける姿勢をとるようになるといわれています。

逆子をなおす方法は?

赤ちゃんの回転を促すための逆子体操、医師によって施される外回転術、鍼灸治療などがあります。

古来より日本では、「逆子はお灸でなおる」といわれており、医学の進歩した現代でも、鍼灸治療によって逆子がなおったという事例が数多く報告されています。鍼灸治療による逆子の矯正率は、30週未満に治療を開始した場合では9割以上、30~32週では約8割、36週では約5割という報告もあります。

当院の治療

逆子の治療は、おかあさんの身体の状態を整えて、赤ちゃんが自然に頭を下に向けるようにするのが目的となります。早ければ1回の治療で逆子がなおることもあります。治療を始める時期としてはなるべく早いうち(28~30週くらい)が好ましく、この時期に治療を始めれば、かなり高い確率で逆子はなおります。32週以降になると赤ちゃんの成長が最終段階に入り、体重が1日に400g以上増えていくので、おなかの中で動きにくくなってきます。逆子とわかったら、できるだけ早めに治療を始めることが大事です。

当院では、逆子治療は、鍼と棒灸を中心に行います。棒灸はその名前のとおり、もぐさを棒状に固めたもので、これを皮膚に近づけて温めていきます。近づけるだけなので、熱すぎたり、火傷をするようなことはまったくありません。治療によっておかあさんにストレスを与えるのでは意味がありません。おかあさんが「気持ちよい・心地よい」と感じられる治療を行います。

逆子の問題点は?

逆子にはいろいろな種類がありますが、最も多いのが「臀位(お尻を下に向けた姿勢)」、次に「膝位(膝を下に向けた姿勢)、「足位(足を下に向けた姿勢)」と続きます。逆子の場合、子宮口の近くを、お尻・膝・つま先といった、頭よりも小さくてとがった部分で圧迫することになり、破水しやすい状態になります。また、逆子で生まれた赤ちゃんには、先天性股関節脱臼や先天性斜頸の発生率が高くなります。

逆子の発生率は、妊娠7ヶ月までは約30%、8ヶ月で約15%、9ヶ月で約7%であり、最終的に逆子のまま出産を迎えるのは3~5%程度と報告されています。この統計からみると、逆子は自然に戻る確率も高いのですが、逆子治療は早いに越したことはありません。逆子の状態では難産になりやすく、新生児仮死や死産などの危険が生じやすいので、帝王切開が選択されることも多くなります。

「いつ戻るのか・・・」と不安を抱えて過ごすより、逆子といわれたらなるべく早めに治療を始めることをお勧めします。お困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

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小児鍼

子供の夜泣き、食欲不振に困っていませんか?そんな方に無痛で心地よい小児はりがお勧めです。

小児鍼とは?

小児鍼とは、鍼を皮膚に刺すのではなく、皮膚表面に当てる・軽くなでるなどのごく小さな刺激を用いて行う優しい治療法です。主に子供に対して行われる治療方法なので小児鍼と呼ばれます。江戸時代中期頃に日本で発祥したといわれています。

当院では、皮膚に当てる鍼、皮膚を温めるお灸などを用いて治療します。子供の身体は未発達で、強い刺激に対する感受性が高いため、刺す鍼は使用しません。また、治療に時間がかかるのも子供にとっては負担になるので、治療時間は10分~20分程度です。

小児鍼は、「痛くない・熱くない・気持ちがいい」のが基本です。

何歳から? どのような症状に効くのか?

小児鍼の適応年齢は、生後1週間ぐらいから12歳くらいまでになります。

小児鍼は、夜泣き・かん高い声をあげるといったいわゆる「疳の虫(かんのむし)」や、アトピー性皮膚炎小児喘息夜尿症(おねしょ)吃音(どもり)など、殆どの小児疾患に効果があります。

特に「疳の虫」の症状がでやすい離乳期前後の身体的・精神的に不安定な時期は、小児鍼が最も適応するときです。夜泣き・眠りが浅いなどの睡眠障害、乳はき・ごはんを食べないなどの摂食障害、かん高い声をあげるなどの神経過敏、下痢・便秘などさまざまな症状がみられます。

小児鍼は特に大阪で大正末期から昭和初期にかけて広く普及し、当時は「疳虫治療」・「虫ばり」と呼ばれていました。また、疳の虫を治療する他、その症状がでないように予防する目的もあったことから「虫封じ」とも呼ばれ、盛んに行われていました。西洋医学では病気とされていない疳の虫には、小児鍼による治療が最も効果を発揮します。

さらに、小児鍼は小児喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に対しても効果的で、定期的に治療を受けることで体質が改善され、症状が確実に軽減します。

当院の治療

当院では、皮膚に当てる鍼、皮膚を温めるお灸など、身体に強い刺激を与えない専用の道具を用いて治療します。とても気持ちがよく、眠たくなってしまうほどです。

治療は、最初は週1~2回で続けられることをお勧めします。ご自宅での対処法もお教えします。

お子さまの症状・身体の状態によって治療回数・対処法が異なりますので、お困りの方はぜひ一度当院までご相談ください。

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加藤淳鍼灸院