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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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筆者

加藤淳鍼灸院院長:加藤 淳 加藤淳鍼灸院 院長 加藤 淳

プロフィール

1974年生まれ。
明治国際鍼灸大学卒業後、鹿児島にて有川医院院長故有川貞清氏に師事。
鍼灸の起源を追求すべく、「始原東洋医学会」を開催する。
鹿児島や関西にて勉強会を開催し講師を務める。
執筆書籍に「経絡図譜」「新しい鍼灸診療」等がある。

【熱中症の高校生に、はり・きゅう有効でした。】

こんにちは!鮫島です。

 

平成25年5月29日に高校柔道のインターハイ予選(県大会)があり、鹿児島アリーナまで母校である鹿児島南高校の応援に行ってきました。

 

女子の団体戦は三人制でチームから代表メンバーが三人選ばれ、出場します。

 

高校生達の勝負に対する熱い思いに刺激をうけ、私まで同じような気持ちになって応援しました。

試合場で見る高校生の姿は格好良く、相手に向かっていく真剣な眼差しに応援にも力が入りました。

 

女子団体で母校は惜しくも準優勝でしたが、最後まで試合を楽しませてくれた選手たちに感謝しています。

三年生にとってチームで戦う団体戦は最後の県大会でした。

全国大会の切符を獲ることができなかったことは悔しい結果になりましたが、結果よりもここまで懸命に柔道に取り組んだ過程は彼女たちのこれからの財産になると思います。

 

試合が終わった後、団体戦で出場していた選手が、過呼吸になり病院へ運ばれました。

 

私も病院へ向かい、彼女の様子をみに行くと彼女はベッドで点滴を打っていて、病院での診断は「熱中症」。

 

医者からは「一週間は休んだ方がいい」と言われました。

 

点滴をしているときの彼女は顔色が真っ青で、目の上の瞼も腫れていました。

 

彼女は次の日の個人戦を控えており、病院で点滴をうけながら、「明日の試合は出る」と言っていました。

 

翌日の試合で戦えるような身体の状態ではありませんでした。

 

すぐに院長に連絡し、鍼灸院で治療をすることになりました。

 

院長が全身を診ると「右の腰がおかしい、腎臓かな」と言っており、仰向けに寝てもらうと右足だけが明らかにむくんでいました。

 

足とお腹の反応点に灸頭鍼をすると、右足のむくみが引いていき左右差があまり分からなくなるほどになりました。

 

うつ伏せで腎臓近くの反応点に灸頭鍼をし、全ての治療が終わった後、彼女の顔をみるとあれだけ真っ青だった顔色がほんのりピンク色になり血色が戻っていました。

全く喋れるような状態でなかった彼女が治療後は自分の夢や目標など色んな話をしてくれました。

 

そして一緒に鍼灸院の外に出て迎えを待っているときに、遠くで迎えにきた母親の車が彼女の目に映ったのかいきなりもの凄い勢いで彼女が走り出しました。

 

鍼灸院の入り口近くでその光景を見ていましたが、50mくらいの距離を止まることなく走っていきました。

 

治療前とは明らかに違う彼女の表情や元気に動けるようになった姿に自然治癒力の凄さを目の当たりにしました。

 

迎えた個人戦当日、彼女は「優勝」しました。

 

彼女からどんな状況であったとしても目標を達成するという強い気持ちがあれば、「不可能」を「可能」にすることができるのだと教えてもらいました。

                                                                              

これから夏本番に向けて気温もぐんぐん上昇していく時期です。

皆様、「熱中症」にはくれぐれも気をつけて下さい。

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