【“心房細動”“良性発作性頭位めまい症”の73歳女性①】
こんにちは。鮫島です。
7年前に心房細動による不整脈を起こし、その後病院で電気ショックをうけたことがあり、さらに症状はないものの脳梗塞を発症しており、耳鼻咽喉科で良性発作性頭位めまい症と診断されている73歳女性の患者さんです。
また、14年前に右大腿骨置換術をして人工関節を入れており、杖をついて歩いております。
本人は電気ショックをした衝撃があまりにも強いのか「電気ショックはもうしたくない」と言われており、週に二回の鍼灸治療を続けて今月で8ヶ月が経ちます。
初めて来られた時は歩くことも困難で、ベッドから起き上がる時のめまいの症状がひどく、ゆっくりでないと動く事ができないような状態でした。
現在は初めの頃より起き上がる時の動作がスムーズにできるようになっており、時々感じていた心臓の発作で病院に行くということがなくなりました。
定期的に行く病院の先生からも「心臓の状態はいい」といわれているそうです。
鍼灸治療を続けているうちに体調が良くなっている手応えを本人がもっていました。
「“顔色が良くなったね~。”と最近よく思いがけない言葉をかけてもらうんです。」
久しぶりに会った鍼灸治療をしていることを知らない友人から言われたことが本人にとっては一番嬉しかったそうです。
それから、身体を動かせるようになってきたそうで、
「最近草取りが何時間も続けてできる、前までは草取りをするとすぐきつくなって止めていたのに。」
と草取りができる時間が増えていることを喜んで伝えてくれました。
身体が健康になってできることが増えていくのはこの上ない喜びですよね。
患者さんが鍼灸院で見せてくれるどんどん明るくなっていく表情をみるとこちらまで嬉しくなります。
毎回、鍼灸治療をはじめると“気持ちが良い”と笑顔で伝えてくれます。
まさに、“継続は力なり”ですね。
そして私が一番嬉しいことは、患者さんが鍼灸院へ通うことを楽しみにしていることです。