逆子回りました32 33週 2300g 29歳
年末、嬉しいご連絡がありました。
妊娠33週で2人目のお子さんが逆子になり、鍼灸院に来られた妊婦さんでした。
1人目のお子さんは自然分娩で出産されましたが、2人目のお子さんは最初からずっと逆子だったそうです。
29週頃に“羊水過多”と言われたそうです。
鍼灸院に来られたのが、33週目の時でした。
次回の検診を一週間後に控えていました。
初めてのはり・灸治療でしたが、大変リラックスして受けられていました。
頭にハリをして、お腹を棒灸で温めていきました。
院長が両足を触ってみると、「あんまり冷えていないね。温かくはないけど、冷たい感じではないですね。うちで逆子の人で足が温かい人は先月も1人いて、これまで合わせて5人いましたが、みんな回っています。回る可能性が高いと思いますよ。」と話していました。
その言葉を聞いて少しホッとした表情をされていました。
お腹を棒灸で温めていくと、赤ちゃんが良く動いていました。
赤ちゃんの名前の話をしていると、元気に蹴っていたのでお母さんも笑っていました。
最後に足湯をしていきました。
両足10分した後に、右足だけ追加で5分、足湯していきました。
当院の診方で、全身の気の流れを診ると右側の気の流れを良くしたい身体をしていたので、今回の逆子の患者さんは、右足を多く温めてあげることで、全身の気の流れが良くなるようでした。
「とても気持ちが良いです。汗をかいてきました。」
と足湯の気持ち良さに驚かれていました。
普通の両足浸かる足湯とは違い、身体の反応をみて、左右どちらかより多く温めるほうが良い場合があります。
より多く温める方が良い側を追加で5分くらいしていただくと、全身の気の流れが良くなり、とても心地が良いです。
全身がポカポカ温まったようで、笑顔で帰っていかれました。
一週間後の検診日にお電話がありました。
「赤ちゃん、回っていました!ありがとうございました。」
「お~!良かったです。足湯は続けて下さいね!」
「はい。がんばります。ありがとうございます。」
上のお子さんがいる家庭だと、なかなか足湯の時間を作ることが大変かと思いますが、鍼灸院で足湯を体験していく妊婦さんは足湯の気持ち良さに驚かれて、ご自宅でも続けてされる方が多くいらっしゃいます。
お風呂の全身浴、半身浴とは違い、足湯がお灸の代わりとして身体に働いてくれるので、逆子が回ってからも出産までは“足湯”を続けていただくようお願いしています。
赤ちゃんが回って本当に良かったです。無事に出産されることを祈っています。母子ともに健康・元気でありますように心から願っています。
鮫島 佑梨子