逆子回っていました”と電話がありました。⑥
こんにちは!鮫島です。
28週で1200g と比較的早い段階で来院された方です。
今回の方は「腰が痛くて逆子体操ができません」とおっしゃっており、困っていました。
妊婦さんはお腹が大きくなり、腰痛を併発する人が多くいらっしゃいます。
逆子には“逆子体操”が有名ですが、腰痛がある人はできません。
昔からはりきゅうの世界では逆子の灸は有名です。
早ければ早いほど良いと鍼灸界では言われており、当院にも最近は30週以下で来られる方が多く、実際に回っていたと報告を受けるとこちらも嬉しくなります。
事実、当院に来られる方は1回2回で回る場合がほとんどです。
今回の方は初めての鍼灸治療だったようで少し緊張していましたが、足のお灸をしてお腹のお灸をしていくと気持ちよさそうに寝ていました。
お灸のじんわりした温かさは私も大好きです。
院長がお腹に棒灸という温かいお灸を当てているとお腹の赤ちゃんが動いたようで“動きましたね?”と話していました。
お母さんが気持ち良いと思っている時はきっと赤ちゃんも同じ気持ちでいるのではないかと思います。
治療が終わってから、オリジナルの経絡気功体操も一緒にしました。
経絡気功体操は身体に負担をかけることなく、呼吸を意識しながら自分の動かしやすい方へ身体を楽に動かしていく体操ですのでだれでも簡単にできます。
体操をする前より腰の前屈、後屈、左右にひねる動きがやりやすくなっていて本人も驚いていました。
“わ~、楽になりました”といい笑顔を見ることができてこちらまで嬉しくなりました。
次の検診の結果をみてまた連絡しますということでその日の治療は終わりました。
鍼灸治療の4日後、お電話で“逆子回っていました”と報告がありました。
母子ともに健康であり無事に出産することを祈っております。