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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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筆者

加藤淳鍼灸院院長:加藤 淳 加藤淳鍼灸院 院長 加藤 淳

プロフィール

1974年生まれ。
明治国際鍼灸大学卒業後、鹿児島にて有川医院院長故有川貞清氏に師事。
鍼灸の起源を追求すべく、「始原東洋医学会」を開催する。
鹿児島や関西にて勉強会を開催し講師を務める。
執筆書籍に「経絡図譜」「新しい鍼灸診療」等がある。

肘の手術後 鍼灸治療②【リハビリで伸びなかった肘が伸びました!】

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こんにちは!鮫島です。

【肘の手術後 鍼灸治療①】のその後です。

術後2カ月後から、柔道部の女の子の鍼灸治療が始まりました。

 

「昨日、病院の診察に行ったら、肘の回復が遅く、もしかしたら靱帯が伸びているか、切れているかも知れないから、MRIを撮ったほうが良いといわれました。」

「リハビリにずっと通っているのになんでなんだろうか?」

「手術して良かったんでしょうか?」

「もし靱帯が切れていたら、再腱手術といわれて…。」

彼女はショックを隠し切れず、悶々とした思いを言葉にしていました。

不安と後悔から彼女の表情はくもっていました。

 

院長が治療を始めました。

「肘に炎症の反応がでている、何かしたの?」

「何もしてないです。リハビリにずっと通っても回復していないから今週は休みました。」

「そうか。ではまず、熱をとらないといけないから熱をとるハリをしていきます。」

 

治療後―。

伸びなかった肘がスーッと伸び始めました。

「え~、凄い。軽い。」

と何度も肘を曲げ伸ばし、確認していました。

 

そして院長は彼女に肘が良くなる体操法を教えていました。

肩甲骨に意識を向け、肩甲骨から遠くのものを取りにいくような動きです。

「あなたの身体をみていると、肘より肩から治そうとしている。肩をこんな風に動かして私と同じ動きをしてね」と院長が話し、続けて

「どう?肘を動かしてみて」

女の子は院長の動く真似をして、自分の肘を触りながら「かる~い」と驚いていました。

「この動きは毎日してね。これがあなたのリハビリになる」

あと、「腰を左にねじる動作が気持ち良いからコレもしてね。」

「この体操は下半身の筋トレにみえるけど、それだけでなくあなたの肘を治す。また、身体の軸が整うから身体のキレがでる。」

と話しながら、院長考案の体操(軸トレ)を処方していました。

 

その時の女の子は、来た時よりも姿勢が変わって、何か心の曇りが晴れたようで、イキイキした表情をしていました。

 

翌週、

 

患者「先週の治療から、肘が伸びるようになりました。」

院長「良かったね。MRIの結果はどうだった?」

患者「“靱帯は綺麗だね”と先生からいわれました。」

 

治療に来られない間は、自宅でのお灸、院長考案の軸トレを続け、肘を治すことに専念し、

週に一度のペースで治療に通うようになりました。

 

今回の怪我の為、目標にしていた夏の試合には出場することができませんでしたが、秋に控えている新人戦に向かって彼女の気持ちはスタートしていました。

 

 

 

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