経絡気功体操②腰痛編①
【経絡気功体操②~腰痛編①(腰は文字通り“肉体の要”です)~】
前回の体操どうでしたか?
ポイントはご自身の気持ちの良い方へ体を動かすことです。
気持ちの良い方が気の流れる方向です。
気の流れる方へ体を動かすと、体が動かしやすくなり、体が柔らかくなります。
結果として痛みがとれるため、関節の可動域が広くなります。
逆に動かしにくい方へ動いていると全身のバランスが崩れて、ゆがんでいくため、痛くなり関節や体が固くなります。
しかし、何故か私達は小学生の頃からストレッチや柔軟体操をする時に、左右同じ回数ずつしたり、できない(しにくい)方を頑張ってやることを教わってきました。
でも本当はそのことで身体のバランスを崩して痛めやすくなり、病気が治りにくい身体造りを知らず知らずのうちにしています。
大切なことは、実際に楽な方に動かしていくと身体が楽になり、やりにくい方まで楽になっていくということが起こるという事実です。
私も毎日経絡気功体操をしておりますが、やればやるほど身体が柔らかくなり、身体が心地良い状態になります。
そして、身体に芯ができている感じがします。
身体に芯があるということを本当の意味で身をもって体感できています。
今回は腰痛編をご紹介します。
腰は漢字のとおり肉月、つまり肉体の要ともなっている非常に重要な部分です。
腰が人間の背骨のラインにある腰椎、胸椎、頸椎と繋がり、首や肩、背中に影響を及ぼしています。
例としてこんなことがありました。
柔道で痛めて肩の挙がらなかった高校生が腰を回す経絡気功体操をしただけで肩が挙がりました。
これは肩に症状があるだけで原因が腰にあったからです。
つまり、腰を治すことで肩がよくなったという例です。
こういったことは臨床では多く経験します。それ位、腰は身体にとって重要だという証拠でしょう。
東洋医学では、腰まわり(ウエストライン)の気の流れを帯脈といいます。
実は帯脈の気の流れは人それぞれです。
右回りに気が流れる人もいれば、左回りに気の流れる人もいます。
つまり、身体を右に回しやすい人は、気の流れが右に回っています。
身体を左に回しやすい人は、気の流れが左に回っています。
あなたはどちらに回しやすいでしょうか?
良かったらやってみて下さい。