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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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筆者

加藤淳鍼灸院院長:加藤 淳 加藤淳鍼灸院 院長 加藤 淳

プロフィール

1974年生まれ。
明治国際鍼灸大学卒業後、鹿児島にて有川医院院長故有川貞清氏に師事。
鍼灸の起源を追求すべく、「始原東洋医学会」を開催する。
鹿児島や関西にて勉強会を開催し講師を務める。
執筆書籍に「経絡図譜」「新しい鍼灸診療」等がある。

便秘 0歳2ヶ月 女の子

以前から胃腸の不調で当院に通われていた29歳女性の方からお電話がありました。

当時妊娠2ヶ月頃で胃がムカムカして気持ち悪く、ゲップがよく出るといわれて治療に来られていました。治療後は胃がスッキリすると言われていて週に1回の治療を一か月続けていました。

半年後に、久しぶりに治療の予約が入りました。てっきりご本人の治療かと思いましたが、あれからすっかり胃腸の調子は良くなったようで今回治療に来られたのは当時お腹に入っていた産まれたばかりの0歳2ヶ月のお子さんでした。

実は・・・この子生まれてから自力で便を出すことが出来ず、いつも綿棒で掻き出して便を出させています。それからガスでさえも自力で出せずにいるから苦しそうで。夜も泣いちゃいます。」と心配そうに話していました。

お子さんは、はじめての温灸器によるコロコロはりでしたが、お母さんが抱いてさすっていてくれて、気持ちが良いのか、泣くこともなくすんなりと治療をうけてくれました

コロコロはりをした後に、鼠径部を始点にして下から上に向かってお腹をさすります。簡単なのでご自宅でも時間のあるときにさすってもらうようお母さんにもやり方を伝え、実践してもらいました。治療をしたその日に変化があったようです。

ガスが自力で出せました。便はまだ自力で出せないようで綿棒で刺激を与えて出させています。便は出ていないけど、機嫌は悪くないです。」と話していました。

コロコロはりで全身さすりながら刺激を与えていくと、不思議と落ち着き、泣いてる子も泣き止むことがあります。治療した次の日に、「初めて便が自力で出せました」にっこり笑顔のお母さん。

1日おき、2日おきに1回の治療ペースから1週間に1の治療ペースになりました。

便は出るけど、夜のぐずりがでたり、機嫌の波はあるようでしたが、自力でガスさえも出せなかった赤ちゃんがガスや便が出せるようになってきて、泣かなくなったとお母さんは言います。「便が出てくれると、赤ちゃんのお腹の不快感がなくなり、夜もぐっすり寝られるというのはよくありますよ。」と院長が話していました。

そうして治療間隔を空けていき、10日に1回、2週間に1回と日を空けても便の調子が良く、1日に2回便が出る日もあったようです。夜ぐずってなかなか寝付かずお母さんも困っていましたが朝まで起きずにぐっすりと寝られるようになり、「赤ちゃんってこんなに寝てくれるんですね。夜泣きがすっかり良くなりました。」とお母さんはとっても嬉しそうに話してくれました。

我が子につきっきりで子育てをされるお母さん。大変だと思います。

お母さんの笑顔が見られると、私たちもホッとします。

鍼灸院を思い出され、一生懸命通い、治療を続けてくれて本当に良かったです。

鮫島 佑梨子

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