ギックリ腰(36歳)・中耳炎(1歳)・風邪(8歳) 3年後の経過報告
36歳男性がギックリ腰を起こして治療に来られました。
3 年前に1度来院されて、以来久しぶりの来院でした。配達業をされていて、朝からピクっときておかしく、それでも、仕事に行って薬局でコルセットを購入。なんとか動けるので働いていましたが、夕方ついにもう無理になり、仕事を他の方と変わって貰い、仕事を抜け出して作業着姿のままきました。
「お久しぶりです。○○です。」
「お久しぶりです。○○さん。配達の仕事されているんですね。」
「はい。3日前からおかしくて朝、ピクっといっておかしかったのですが仕事を平常通りしていました。でも、お昼過ぎたらもうむりだ。ごめんと同僚に仕事をお願いして来ました。」
「そうでしたか?大変でしたね。お子さん達は元気ですか?」
「はい。あれから2人ともすっかり元気ですよ。毎年、1回風邪を引いていたのに風邪も引かなくなりました。」
「そうですか?良かったですね。」
3年前を思い出してみると、大変な中耳炎でした。
1歳の子が滲出性中耳炎になり、耳鼻科で3ヶ月、薬を飲む日が続いて熱が出ては切開して強い薬を飲んでそれでもうまく行かないで、どうにもならなくなって当院に来られました。最初の治療で鼻水が止まり、ビックリしてもしかしたら手強い滲出性中耳炎でも良くなるかも知れないと期待を持って頂き、週1回の治療を3ヶ月続けて行くとほとんど良くなり、鼻水がでても中耳炎は起こさなくなっていました。その後、8歳のお兄ちゃんが風邪を引いて夜中咳き込みがひどくなった時にお兄ちゃんを連れてきてくれました。2回治療するとほとんど良くなっていました。
あれから、お子様2人とも来院されていなかったので心配しておりましたがそのまま、調子がよいそうで良かったです。先日、熱中症で来院された中学生の子(T君)も3年前中耳炎で耳が痛いと言われて37.2の発熱をして耳鼻科から学校を休み来院されました。何度も起こす中耳炎に親子うんざりしていました。T君も中耳炎はあれ以来、でないで良い状態を保っているそうです。
小学生で何度も中耳炎を繰り返している方は意外と始原東洋医学による鍼灸治療で改善した後、再発しないケースが多いように感じています。
さて、ギックリ腰のお父さんは治療後、「あ~動ける。危ないからコルセット買ったんですが、なくても大丈夫かも知れません。あ~動ける。一応、コルセットもしておこうかな?」といわれて帰りました。
加藤淳