突発性難聴が治りました!(1週間後の検査で半分良くなり、2週間後の検査で元に戻りました。)
52歳、男性、7月3日に突然右耳が聞こえなくなった。
翌日、耳鼻科を受診し検査の結果、右耳の聴力が全体的に低下していた。
7月4日、聴力検査結果;(正常0~25dB)
125Hz:70dB、250~2000Hz:70 dB~90 dB
4000Hz:55 dB、8000Hz:40 dB
それから毎日、耳鼻科に通院。
7月7日(3日後)の検査で、さらに聴力が低下していた。
125Hz:70 dB、25~4000Hz:80~90 dB、8000Hz:65 dB。
耳鼻科に毎日通院していたが不安になったため、当院に来院された。
治療後コメント:「(患者さんの)頭がスッキリした。」
鍼灸治療の特徴として頭のスッキリ感が出てくる人が多い。この状態が続いていると症状の回復に向かう。突発性難聴という病気は、時間との勝負である。
なぜなら、発症当初は身体が正常に戻りやすいためだ。
そのため、患者さんには、できるだけ毎日通院してもらった。
7月14日(1週間後)の検査で聴力が半分くらい回復し、それに伴い症状(耳鳴・耳閉感・音割れ)はかなり改善していた。
7月14日の検査結果;125Hz:50dB、250~8000Hz:30~55dB、
7月20日、患者本人から「一昨日から、左右差がないように感じ、検査が楽しみになってきた」というコメントを聴取できた。
7月22日(2週間後)の検査結果;左右差がほとんどない。
125~8000Hz:10~25 dB、4000Hz:45 dB。
公平に評価するために、毎日耳鼻科に通院されていた。
しかし、耳鼻科の先生は「一度悪化していたのに、回復した」ことを驚いていた。
*突発性難聴は、発症すると聴力が回復しないだけでなく、耳鳴りの後遺症が残る人が多い*
しかし、本症例のように1週間以内に当院の鍼灸治療を受診し、継続治療をされた場合には、聴力の回復だけでなく、それに伴う耳鳴りなどの症状も消失する場合がほとんどである。