夜泣きの女の子が寝られるようになってきました
こんにちは!鮫島です。
すっかり寒くなり、南国鹿児島にも真冬がやってきましたね。
インフルエンザも少しずつ拡がってきているそうなので手洗いうがいをして風邪予防を万全にして寒い冬も乗り越えていきたいですね。
【小児鍼】の話です。
12月に入ってから1歳4カ月の女の子がお母さんに連れられて来ました。
お母さんの話を聞くと、産まれたときからあまり寝ない子だったそうで、今年の10月半ば頃から夜泣きがひどくなり、4、5時間寝れたのが2回くらいだったとお母さんが話していました。
お母さんも精神的に参っているような状態でしたが「この子が一番ツライよね。」と女の子の頭をポンポンと撫でながら優しく言葉をかけるお母さんの姿がとても印象的でした。お母さんに抱かれて人見知りしながらもたまにみせてくれるニコッとした笑顔がとても可愛い女の子でした。
治療が始まると顔を真っ赤にして大声でギャンギャン泣いていましたが、反応のある仙骨部に温灸器を当て、コロコロとさすっていくと泣き叫んでいた大声も次第に弱まっていきました。最後に銅の粒を貼り、その日の治療は終わりました。
翌日も続けて治療をして、様子をみるよう次週に予約していましたが、次の日にお母さんから電話があり“ストンと寝るようになったけど、1時間おきに起きて昨夜は3時~4時半まで泣きぐずりました。”ということで、その次の日も続けて3日間治療をしました。
鍼灸院で治療をはじめるとお母さんが子どもの経過を話してくれました。
“夜ストンと寝るようになり、治療後は食欲が出るのかよく食べるんです。”とおっしゃっていました。
お母さんは子どもが少しずつ変化していることを感じているようでした。
そして、1日空いて2日後に治療にきた時、
「初めてでした。夜3時間寝て、1度起きたけどそのあと5時までぐっすり寝ました。鍼灸院を出てからも車で2時間くらい寝ていて、起こすのが可哀そうだったのでそのまま車でドライブしてきました。」
とお母さんが嬉しそうに私たちに話してくれました。
さらに、その日の治療後に子どもの変化がよっぽど嬉しかったのかお母さんから電話がかかってきました。
「治療が終わったら車で寝て、家でも寝て、起きた時がいつもと全然違って声がはつらつとしていました。4日後に予約をしていたのですが、どうしても伝えたくて電話しました。ありがとうございました。」とお母さんの電話越しでも伝わる喜びの声に私たちまで嬉しくなりました。
その後も治療を続けていますので、次回報告します。