前十字靱帯断裂 入院日記⑯ 退院1カ月(術後の痛みと鍼灸治療 )
こんにちは!鮫島です。
退院してから1ヶ月が経ちました。
鍼灸院に戻ると、多くの患者さんから“膝は大丈夫なの??”と気遣いの言葉をかけて頂き、本当に感謝しています。
私の右膝は、長年柔道で酷使してきた為に悲鳴をあげていました。病名は右膝前十字靱帯完全断裂。
まあ、膝崩れを何度起こしてもはめては柔道しはめては柔道していたので鍼灸師になった今となっては当然のことと思われます。
今後も柔道したいので手術を決めました。おかげで膝に対する全く新しいリハビリとトレーニング方法を院長と考えました。多くのアスリートにやってもらいたいのでいずれお話させていただきます。
さて、前十字靱帯再建術をするべく膝を空けてみると先生も驚きの悪さで半月板も取りました。手術は3時間の予定が4時間半かかりました。
今回、膝の手術をして、鍼灸治療の凄さを体験しました。
手術後は、痛みとの戦いでした。術後の痛みを少しでも軽くする為に、神経麻酔をかけていましたが、麻酔がきれる頃から痛みが襲ってきたことを覚えています。
病院では、痛みを抑える為に、処方されていた痛み止めを飲むことと、患部をアイシングすることでしか方法がありません。
痛み止めも一回飲むと次は5時間後です。
その間に痛みがきても、耐えてもらうしかありません。
しかし、私の場合、術後すぐ院長が治療にきてくれ、反応のあるところに磁石を貼ったおかげか、膝の痛みも軽く、痛み止めも3日くらい飲むと落ち着きました。
1週間経って、痛み止めを飲まない私に担当医も看護師も「痛み大丈夫なの??」と不思議そうに聞いてきました。
膝の腫れが引くのも早く、術後から24時間アイシングをしていましたが、何時間も膝を冷やしても、治療をしたときの膝の奥のスッキリ感が全く違いました。
磁石を貼っただけで、膝の熱感がとれ、腫れが引くことの事実に大きな衝撃をうけました。
院長が足に磁石を貼って、頭にテイシン(刺さないハリ)をあてた直後に、さっきまであった痛みがフッと軽くなり、回復する兆しがみえたのを今でもはっきり覚えています。
術後の痛みに鍼灸治療はとても有効だと実体験から学びました。
鍼灸治療に出あえて良かったです。
より多くの人に急性期こその鍼灸治療を知ってもらいたいと思いました。