逆子回りました27 32週 38歳
5年前、逆子で治療に来られて回った患者さんが3人目の子も逆子になり、再来院されました。
最初の子は30週の時に治療に来て、32週で回りました。
2人目も逆子になったそうですが、自力で回ったそうです。
3人目の子も逆子になり、32週になっても回らず、焦りを感じ始め、すぐに鍼灸を思い出されたようでした。
頭にハリ(灸頭鍼)をしてお腹には棒灸を当て間接的に温めていきました。
お腹の真ん中あたりに反応があったので丁寧に皮膚の上をなぞるようしてお腹を温めていくと、赤ちゃんがボコボコ元気に動き出しました。
「良く動きますね~。」
と話すとさらに赤ちゃんはお腹を蹴って動いていました。
お母さんも「回って~。回って~。」とお腹をなでながら赤ちゃんに話しかけていました。
自宅でもお灸と足湯をしてもらうよう勧めて、育児、家事をしながらも時間を作ってお灸と足湯を毎日のようにされていたようです
翌週来られた時(33週)、「まだ回っていないかも」と出産の日にちも徐々に迫ってきていて焦りを感じていました。
38週になった検診日(手術日4日前)にお電話がありました。
「手術日の4日前、2700gもあるからもう回らないかな?と半ば諦めていました。それでも言われていた足湯は続けていました。逆子回っていました!」
それから、「担当の先生からこういうこともあるんだね。」と言われたそうです。
大きなお腹を抱えて一生懸命治療に通われていたので、逆子が回って本当に良かったです。
出産後にも「自然分娩で産まれました。」と再びTELがあり、「元気ですよ。」と声を弾ませていました。
喜びに満ちた声にスタッフ一同嬉しくなりました。
鮫島 佑梨子