患者様の声
訪問鍼灸(右片麻痺 失語症)76歳男性
年齢:76歳 性別:男性
病名:右片麻痺 失語症
◎加藤淳鍼灸院の治療を受ける前どのような症状がありましたか?
◎加藤淳鍼灸院の治療を受けて体調はどのように変化しましたか?
(症状の変化、検査結果、治療頻度などがわかれば詳しくお願いします。)
たんがらみのせきがなくなりました。おきゅうをしていただくことでいろんな事が認識できるようになった。顔の表情がやわらかくなりました。笑顔が少しずつ見られるようになりました。体をよく左右にうごかせるようになりました。
院長から
脳出血後遺症による右片麻痺、失語症の患者様を今回、担当させてもらっている鍼灸師の山田です。
訪問による鍼灸治療を開始して約1年半になります。
こちらの患者様は、右手右足は麻痺、喋ることも出来ず、食事は点滴での寝たきりの生活を送られています。
退院後は、鼻から管を胃に通して食事を摂取されているため、咳や時々肺炎を起こされていました。
頭への鍼と灸頭鍼は常時行っていますが、胸骨周辺に温かいお灸をしていくことで咳の回数が減り、今ではほとんど咳をしなくなりました。頭部への鍼灸で麻痺側の手の拘縮が緩むことも見られます。
また、この患者様はリハビリと鍼灸治療を併用してうけています。
ベッド上ではあまり動かれなかった方ですが、最近はご自分で横向きになったりと頻繁に動く姿が見受けられます。
ご家族の方が介護されていますが、痰がらみの咳がしなくなったことや元気に動きまわる(ベッド上)、顔つきも本来の顔つきになり笑うことも増え、助かっているとおっしゃって下さいました。
物を食べる事が困難である方でしたが、液状のゼリーから 軟らかめのおかゆ を食べれるようにもなっています。
少しづつ出来ることが増えてるのは嬉しく、ご家族とも喜びを分かち合っていところです。
介護の現場では、本当に大変な思いで介護をされています。
その介護からのストレスを緩和する意味でも、私たち鍼灸師が介護をしているご家族の話を
聞けるときは聞いてあげるのも鍼灸師の役割だと思っています。
ご家族からは色々な苦労をされた話をききましたが、聞いたあとは少し楽になりましたと言われていました。
デイサービス、訪問看護、訪問リハビリ、そして訪問鍼灸で
この患者様を支えていきQOLを維持、向上していくような鍼灸治療をしていこうと思います。