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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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筆者

加藤淳鍼灸院院長:加藤 淳 加藤淳鍼灸院 院長 加藤 淳

プロフィール

1974年生まれ。
明治国際鍼灸大学卒業後、鹿児島にて有川医院院長故有川貞清氏に師事。
鍼灸の起源を追求すべく、「始原東洋医学会」を開催する。
鹿児島や関西にて勉強会を開催し講師を務める。
執筆書籍に「経絡図譜」「新しい鍼灸診療」等がある。

往診(訪問はりきゅう)後縦靱帯骨化症 83歳男性③

治療始めて3カ月

治療中、頭にはり(灸頭鍼)をしている時、突然こんな話をしてくれました。

「あれはな~30の頃だったかなぁ。大きな事故遭ってな。バイクで後ろから追突され全身打撲をした。意識が戻ったのは病院のベッドの上だった。全身が痛く動けなかった。両腕、腰、頸の痛みがひどくてひどくて。夜も眠れなかった。その10年後頸の後縦靭帯骨化症と言われたんだよ。」

聞いていた私は開いた口が塞がりませんでした。

 

「そういえば、両腕の痛みなくなったよ。」

「え?」

毎晩、両腕に湿布を貼って寝ていたんだよ。痛みで目が覚めることもあって。

「そうなんですか?」

今は湿布も貼らないでぐっすり寝ている。

え~本当ですか!

少しずつだけれど、身体に現れる変化がみられていました。

毎年、寒い時期になると決まって鼻水がジュルジュルし出し、耳鼻科に吸引をしに行っていたけれど、今年は一回も行かずに済んだ嬉しそうでした。ここ数年は病気(後縦靭帯骨化症)徐々に進行し、外出することも大変な状態になってきていました。しかし、ご本人の前向きな思いと、ご家族の協力もあり、少しずつ良い方に向かっていきました。

「孫が帰ってくる」目尻を下げて楽しみに待っていたお正月はご家族お出でかけに行けたことを喜んでいました。

「まだまだこの足で行きたいところがたくさんある。」前向きな言葉にこちらが励まされます。

治療後、いつも玄関先まで見送ってくれるおじぃちゃん。

“無いと転ぶから”とあれだけ頼りにしていた“杖”を置いて、

「杖を忘れちょったが。はは。」と笑って見送ってくれました。

鮫島 佑梨子

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