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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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筆者

加藤淳鍼灸院院長:加藤 淳 加藤淳鍼灸院 院長 加藤 淳

プロフィール

1974年生まれ。
明治国際鍼灸大学卒業後、鹿児島にて有川医院院長故有川貞清氏に師事。
鍼灸の起源を追求すべく、「始原東洋医学会」を開催する。
鹿児島や関西にて勉強会を開催し講師を務める。
執筆書籍に「経絡図譜」「新しい鍼灸診療」等がある。

虫刺され症例2 チャドクガ

【虫刺され症例2】

虫にさされて鍼灸院に来るという人は
なかなかいません。
今回の症例も、喘息の治療で週1度
来院されている患者さんの話です。

現在、喘息は吸入をしなくてもいい状態で
落ち着いています。

患者さんは38歳男性で30を過ぎてから
喘息発作を起こすようになったそうです。
また、難聴がありましたが難聴の治療は
2回目から変化が出ました。
小さい音が聞こえているような感じで
鼻がムズムズしていたそうです。
5回目に来院された時
小さい音が拾えていたそうです。
その後、難聴の訴えは無くなりました。

難聴は高齢者の方でも、
意外と評判がよく、
本人もあきらめていた方でも
回復されていくことが良くあります。

「家の猫がミャーとないているんだ。
この子は声がでないと思っていた。」(60代 女性)

「テレビの音が30だったけど12で
聞こえるようになった。」(80代 女性)

などと言われ喜ばれてこちらも
嬉しくなりました。

難聴の治療では、
私の印知能力では気滞が感じられない
ことがあります。
そういった場合、耳から切診をして経絡を辿り
反応点が出ていたらそこに治療をしています。

この方の場合も、反応点があったので
治療することができました。

経絡が出ていなかった方は
治療が出来ませんでした。

今回の症例の話に戻ります。

いつもの喘息体質の改善治療で
来られました。
治療をしていたら、患者さんから
右手の湿疹を見せられました。
数日前に学校の剪定(せんてい)をして
枝や葉っぱを刈っていたところ
チャドクガにびゅーとやられたようです。
そこで、皮膚科を受診し薬をもらって
塗布していました。

喘息の治療とは別に行いました。
治療は右手の湿疹から
切診で反応点を探しました。
右手と肝臓に+があり頭に-が
ありました。

治療前後の写真を撮りました。
(写真をクリックして拡大して見て下さい。)
治療前

前回の患者さんとは反応の出方が違いました。
写真ではわかりにくいかも知れませんが
肘の周りの赤いブツブツが確かに
少なく薄くなっていました。
患者さん御自身が
「あー引いてる。全然違う。」
と喜んで頂けたので良かったです。

個人的な見解としては、
症例1の方が治療効果が鮮やかでした。
症例1は治療直後の変化として
赤い色が紫色に変わり
今回の症例は赤い皮膚が薄く消える
ようになりました。

治癒の感じが違うようです。
違いは刺されてからの日数の違いと皮膚科で出された
薬を使っていたかどうか位でしょうか?

また、反応点の出方は違いました。
が治療としては、身体の情報を聞いて訴えている
反応点を消すのでいつもと同じ方法です。

(参考として)
慢性難聴について最初に少し書きました。
突発性難聴は、発症後1週間以内(5日以内が望ましい)
でしたら機能まで回復するようです。
治療は3週間~1カ月位かかります。
発症後それ以上経過された方は、
機能を完全に回復することは難しいですが
付随した様々な不具合は改善されることがあります。

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