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加藤淳鍼灸院
鹿児島市東谷山1-36-1 フリーダイヤル:0120-706-219(鹿児島市外からは携帯・PHSでかけることができます。)

当院での鍼灸は“気の調節”です。 全身の気の流れを良くしていくと、気づかなかった 体の変化に気がつきます。

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筆者

加藤淳鍼灸院院長:加藤 淳 加藤淳鍼灸院 院長 加藤 淳

プロフィール

1974年生まれ。
明治国際鍼灸大学卒業後、鹿児島にて有川医院院長故有川貞清氏に師事。
鍼灸の起源を追求すべく、「始原東洋医学会」を開催する。
鹿児島や関西にて勉強会を開催し講師を務める。
執筆書籍に「経絡図譜」「新しい鍼灸診療」等がある。

膝の手術後経過報告(3か月~半年)②

蜀咏悄膝の手術後、3か月間は装具をつけて生活するように」医師に言われていましたが、四六時中装具をつけていると足が浮腫んできたり、締め付けられるような感じがでてきていました。また、鍼灸治療のおかげで膝の腫れが引いていてむくみが減り装具の横のパットに空間ができてゆるくなってきましたので新しいパットに変えました。3ヶ月装具をつけるようにと医師から言われた言葉が気になっていましたが、次第に自分の回復している膝の状態から、本当にこの装具は私に必要なのかと感じるようになり、自分の感覚と身体の声に従って、装具を外す機会が増えていきました。順調に回復していたことを考えるとそうしたことが私にとって結果として良かったようです。

 

お灸をすると膝の腫れが小さくなり、軽くなるので時間があれば、お灸をしていました。医師からはお灸について火傷による感染症の心配と注意を受けましたが、お灸といっても昔ながらの直に肌を焼いてする艾ではなく、家庭でもできる間接灸ですので、火傷するまで熱くなりません。また、入院中院長が治療してくれた反応点に銅の粒を貼るだけでも腫れが引いて軽くなるので治療する正確なポイントが大切であると鍼灸師として感じています。

銅の粒を貼った場所の上から間接灸をすると、とても効きが良かったです。これも新たな発見でした。

あまりにも順調に回復していきましたので、良くなったと思って日中歩き回っていると、膝に水が溜まりそうになったときもありました。そのような時は自宅でのお灸の回数を増やし膝の腫れが強い時は、院長に治療をしてもらいました。

おかげで、水を抜く心配も無く、膝の回復もどんどん良くなりました。

またこんなことがありました。術後3カ月目の検査(MRIでは、膝に水が溜まっていると言われました。膝に水が溜まっている時は膝が痛く腫れもあるので正座ができません。

しかし、装具が取れた術後3カ月と1週間が経った頃、姪っ子の誕生日に家族で食事をしたとき、畳の部屋で、正座をしていました。痛みなく無意識でしたのでその時は気付きませんでしたが、「そういえば正座していたなぁ。」と後から気が付きました。

患者さんには処方灸を渡す時に毎日お灸してくださいね。と伝えていますが、こちらから言うことは簡単ですが、なかなか続けることは難しいです。私も膝の手術をするまでは、消化不良を起こしたり、何らかの身体の不調がありました。お灸をすると楽になることはわかっていても仕事で遅くなったり、友だちと遊んだり、色々していると時間がなくなりなかなかお灸を毎日の習慣にすることは難しかったです。でも、膝の手術をしてからはほとんど毎日お灸を続けるようになりました。やっぱり、お灸をした方がしない時に比べて調子が良くなります。膝だけでなく足全体の浮腫みもとれるので足が軽くなります。さらに身体も楽になるので、寝る前にお灸をして、そのまま朝を迎える日は何度もありました。たまにはできない日もありましたが、お灸をして、自分の膝の様子を観察することは私にとってとてもプラスになったことでした。少しの時間でも自分の身体に意識を向ける時間は大事なのだと膝の手術をしたおかげで気付けたことです。これだけ膝の回復が順調にいっているのは、処方灸プラス治療を続けた日々の積み重ねだと実感しています。

 

 

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